陶 金 漆 ―素材と表現―
2018年9月8日(土)~10月14日(日)
陶・金属・漆というそれぞれの素材表現を追求する3名の作家による展覧会を開催します。
自身の手から生み出す陶のオブジェと、それとは相反する工業製品を組み合わせた作品などを手掛ける三木陽子。一貫して金属という素材の特性を活かした制作を続け、野外でのインスタレーションも数多く手がける長谷川政弘。伝統的な漆を素材としながら現代的な造形を追求し、80年代以降の日本における漆造形の代表的な作家の一人に数えられる栗本夏樹。
ものづくりにおいて、素材の選択は、それを生かす技法や形態を導き出すことであり、表現はあらゆる選択の上に成り立つ、素材の可能性でもあります。素材に魅せられた作家たちは、工芸や美術の枠にとらわれることなく、長年にわたって独自の表現を追い求めています。
本展では歴史と伝統をふまえた工芸の技法を踏襲しながらも、その境界を素材を軸に越境し表現を続ける3者の作品を紹介することで、現代における工芸のあり方と潜在的な力を再認識する契機となることを期待しています。
展覧会情報
会期 | 2018年9月8日(土)~10月14日(日) |
会場 | 伊丹市立工芸センター 企画展示室 |
休館日 | 月曜日休館(祝日の場合は翌日休館) ※ 9/17、9/24、10/8は開館 9/18、9/25、10/9は休館 |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入場料 | 無料 |
主催 | 伊丹市立工芸センター[公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団/伊丹市] |
後援 | 伊丹市教育委員会、大阪芸術大学 |
関連企画 |
■出品作家とゲストによるトークセッション「工芸と現代美術」 ■ロビーコンサート |
関連資料 | 展覧会チラシ |